たそがれ まい らいふ

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help リーダーに追加 RSS (シネマ・サロン)「白夜…伊・仏合作映画」

<<   作成日時 : 2008/01/23 00:01   >>

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 雪の風景を見てると先日に観た映画「白夜」の情景を思い起こしました。
辛い別れ…そして再会…感動のラストシーンは幻想的で美しく、ヴィスコンティのもう一つの世界に出くわしたような気がしました。
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 これは以前の雪の風景で一向に面白みはありませんが…
ルキノ・ヴィスコンティと云えばイタリアン・リアリズムの先鋒として物語や心の動きを冷徹に描写していくことで定評がありました。
 以前に観た「夏の嵐」ではオーストリア軍将校と、イタリア貴族夫人との道ならぬ恋と破滅的な結末を余すことなく描いて、主演のアリダ・ヴァリやファーリー・グレンジャーの迫真の演技と共に印象的でした。
 この「夏の嵐」で受けた印象のままで「白夜」を観た私は、全編を貫く清楚で純粋なラブストリーにすっかり魅せられてしまいました。
 あのヴィスコンティの作品らしからぬロマンに溢れているのにも驚きました。 
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 イタリアのある港町…転勤して来たマリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は街角で泣いている女(マリヤ・シェル)を見つけて声をかけます。
 彼女ははナタリアと云い祖母と二人で暮らしていますが、以前に間貸しをして二階に住んでいた男(ジャン・マレー)と恋仲になり、用件で家を出て行った男を毎晩待っているのです。
 
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 最初は警戒していたナタリアも寂しさに負けて、マリオと付き合いを始めますが男との約束の時間の午後10時になると、マリオを振り切って男との約束の場所へ向うのです。
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 この町に帰っている筈なのに…待てど暮らせど姿を現わさない男に、ナタリアは諦めにも似た気持からマリオに心を傾けていくのですが…

 ロシアの文豪のドストエフスキーの短編の映画化作品…と聴いただけで、ビビッていた私がこの映画を見る気になったのには少し訳があります。
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 それは50年ほど昔のフランス映画で観たある男性スターが出ていたからです。
 そのスターの名はジャン・マレー…マリア・シェルが待ち続けていた男でした。
 彼を始めて観たのはフランス映画「ガラスの城」の予告編でした。
   ガラスの城のように美しくも儚い悲恋の末路… 今でもしっかり覚えている宣伝文句ですが…今で云う不倫映画だったのかも…
 勿論、その頃は不倫と云う言葉も概念もなかった…フランス映画なら特に驚くに値しない普通のことでしたから…
 相手役は当時のフランス映画のトップ・スターだったミシェル・モルガン目つきが鋭い感じの少し個性的な風貌の女性でしたが…
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 本編は結局は観ずに終りましたが…二人とも気になるスターでした。
 
 ジャン・マレー…この機会にその後について追っかけてると…
 フランス芸術界のトップのジャン・コクトーの「愛人」だった…と云う記事が目に入りました。
 コクトーの映画…「双頭の鷲」とか…なにか難しーい映画に、出てたのは覚えていますが…コクトーの「愛人」だったって…
 フランス映画と云うのは…そこはかとないエロティシズムが漂ってと云うのが定評でしが…ええ?と首を捻りたくなりそうな…とにかく不思議な世界です。

 マリオ役のマルチェロ・マストロヤンニは「ひまわり」しか知らないのですが、敗戦国イタリアの戦後も続いていた悲劇を描いた感動作でした。
 この映画のイメージが染み付いているので、「甘い生活」での二枚目プレイボーイ役が…と云われてもピンと来ななかったのですが…私生活ではどーなんでしょうか。
 フローラ・カラベッラという女優と結婚していたのですが…有名スターとのロマンスは数多くて特にカトリーヌ・ドヌーブとの間には娘がいたって…?
 ドヌーブの映画なら…「昼顔」を観ましたが…も一度観ようかな…
 ケッセルの名作…でも昼は貞淑なる良妻…夜は…と云う背徳的な内容では市立図書館にはないだろうな… アラン・ドロンと共演の「リスボン特急」…留守録画があるけど観ていない…観て見よう。
 驚いたことにもう一人…ハリウッド女優のフェイ・ダナウェイともロマンスがあったらしい…
 フェイ・ダナウェイの「華麗なる賭け」…観たことあるよ…DVDもあるしも一度観よう…
 彼女の作品…「俺達に明日はない」…これなら図書館にもあるみたい…観て見よう…
 などと…どんどん脱線してお荷物がどんどんと増えて行くのです。

 ここで又私がよく知らないスターが…ナタリア役のマリア・シェルですが…
 MARIA SCHELL マリア・シェル (1926−2005)
 オーストリア・ウィーン出身 ナチスの迫害を避け移住したスイスで育つ。
 16歳から女優として活動「最後の橋」でカンヌ映画祭主演女優賞受賞
 「居酒屋」でベネチア映画祭主演女優賞受賞。
 2005年、肺炎のためオーストリア・ケルンテン州の自宅で他界…
 …と云う大スターでした…知らぬとは云え大変失礼しました。ご冥福をお祈りします。
 
 この映画でのナタリア…一向に姿を見せない恋人に対する一途の愛…
 そこへ現れたマリオへの気持…揺れ動く女性心理が、ひしひしと伝わって来ました。 雪の降り積もった池で二人がボートを漕ぐ場面がとても幻想的で印象的でした。
 
 「白夜」のタイトルにぴったり…ラストの雪景色がなんとも切ないラストシーンでした。
     
           白夜 Le notti bianche  監督 ルキノ・ヴィスコンティ
        出演  マルチェロ・マストロヤンニ マリア・シェル ジャン・マレー
        伊・仏公開 1957年9月15日  日本公開1958年4月15日
        上映時間 102分  製作国 イタリア・フランス 使用言語 イタリア語

 


 
 
 


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タイトル (本文) ブログ名/日時
白夜
 ドストエフスキー原作「白夜」の映画化は、フランス映画ロベール・ブレッソン監督(1971年)もあるが、この感想はイタリア映画ルキノ・ヴィスコンティ監督(1957年)の方である。 ...続きを見る
アスカ・スタジオ
2008/01/24 09:32
隠れた名作、ヴィスコンティの『白夜』(1)
ヴィスコンティ映画の中でも特に個人的に特に好きなのは、『白夜』だ。これはこの監督としては異色の作品かもしれない。ヴィスコンティの世界につきものの、破滅的な不倫や禁断の近親間の関係や抑圧された同性愛といったエキセントリックな設定はなく、恋人の帰りを待つ純... ...続きを見る
Mizumizuのライフスタイル・ブログ
2008/03/10 19:38

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ヴィスコンティは去年立て続けに何本か観ました。
「白夜」はラストシーンで、
こんな展開になるなんて...(泣)
とずいぶん切なくなったのを覚えています。
kumi
2008/01/23 17:27
昔の映画は、情感が零れるようでよかったですね。TBさせていただきました。
マリア・シェルは「居酒屋」で、男運に恵まれない悲しい女性を演じていました。当時観た時はあまりに暗い映画でしたので、独身貴族の私には理解し難い映画でした。エミール・ゾラの原作だから当然だったのでしょう。
アスカパパ
2008/01/24 09:55
 kumiさま
 さすが…観られてましたか…良かったです。
 ラストはそうでしたね…あの雰囲気から云うと…ハッピーかな…と思ったのですが…
たそがれ
2008/01/24 19:28
 アスカパパさま
 コメントとTBを有難うございました。
 あの女優さんは全然知りませんでしたので、これからも未知のスターが出てくるやら…又お教えください。
たそがれ
2008/01/24 19:33
モノクロの雪のシーンに始まるこの頁は永久保存版ですね。「白夜」見たかったー!私好みです。
先日、スザンヌ・プレシェットさんが亡くなられましたね。
クロゼット☆ライター
2008/01/25 18:27
 クロゼット☆ライターさま
 機会があれば是非ご覧になって下さい。感動ものですよ。スザンヌ・プレシェット…彼女の映画はヒチコック監督の「鳥」を見ました。「恋愛専科」…タイトルは聞いてましたが…ブラッツイと共に彼女が出てたのですね。などと寝ぼけたことを云ってます、
 訃報は気付きませんでしたが、ご教示有難うございました。
 
 
たそがれ
2008/01/25 20:17
はじめまして。「白夜」、めちゃくちゃいいですね〜。貴ブログの一番上の雪の写真、白夜で雪が降り出すシーンの感じに似てると思います。

拙ブログでもエントリーにのせました。これからマレーとマストロヤンニについても連載(苦笑)で書いていくつもりですので、ぜひぜひ遊びに来てください。

トラバ送りましたが、失敗していたら、以下からおいでください。
拙ブログへのトラバも、ぜひぜひ送ってみてください!
そうすればいろいろな人が貴ブログに遊びにこれると思います。

http://plaza.rakuten.co.jp/mizumizu4329/
Mizumizu
2008/03/10 19:44
 Mizumizuさま
 コメントとTBを有難うございました。
 拙文を読んで頂いて恐縮です。とても充実したブログに素晴らしいです。いろいろと詳しく研究していられるようで今後とも、お教え下さい。
 尚、私のブログにもう一つのTBされている方も、大変映画に詳しい方ですので、よろしければ見て上げて下さい。TBにも書きましたが楽天にもブログあります。
 変なブログですが見て下さい。
 戴いたTBへのコメントは楽天ブログからになりました。これもなにかのご縁かと…よろしく…失礼します。
 又のお越しを…
たそがれ
2008/03/10 20:42

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